設立趣意書

ロータリークラブ(RotaryClub)は国際的な社会奉仕連合団体であります。
ロータリークラブは1905年米国シカゴで商業道徳の欠如の風潮を見かねたポール・ハリス(弁護士)が友人ハイラム・ショーレー(洋服生地商)シルベスター・シール(石炭商)スターバス・ローア(鉱山技師)とともに親睦と互助を目的として発足させました。

初会合が行われた1905年2月23日が創立日とされています。
1905年の創立日から118年が経過した現在約37,000のクラブで約140万人のロータリアンとローターアクターが活動しています。

しかし、日本のロータリークラブにおいては、クラブ活動が消極的になりクラブや会員の減少に歯止めがかからず会員維持、増強に苦慮しているのが現状です。また、入会にいたっても新会員や現会員にとって自分の思いとクラブの考え方で乖離があったならばそれも不幸だと言えます。

本来ロータリークラブは・志を同じくする同志が自主独立運営のもとクラブが地域社会に根差した活動を積極的に行うことが重要であり、また、例会においては会員の交流の場であるとともに参加する会員の成長を促す術が存在しなくてはなりません。

そして例会は、会員が集い成長するための哲学があり紳士になるための道場であるべきだと考えます。また、会員増強については、ロータリークラブやロータリアンに対して魅力を感じてくれる人達を増やすことが大切であり、それにはやはりひとり一人のロータリアンがロータリーの本来の姿を語ることができ目標とされロータリアンと呼ばれるに相応しい紳士であることが望まれます。自らがなりたい姿、ありたい姿を明確に打ち出すことが重要だと感じます。

「ロータリークラブに入って自分を成長させたい、学びたい。しかしあのクラブはなかなか入れない」というようなクラブを作り上げるために常に自らを律し、謙虚にそして改革をしていくことが会員自らの成長につながり、真の増強に繋がると存じます。

「人の一生は、皆のために何をしたかで決まる」といいます。私達は社員や地域や日本のために何をできたか、また何をしなくてはいけないのでしょうか。
故に、新クラブの活動指針といたしまして、以下の三項目の重要事項に力を注いでいきたいと存じます。

第一に、ロータリーの理念の正しい理解と一人一人のメンバーの思いを結集し、ロータリークラブの活動・存在を内外に知らしめ、常に自らを成長させようとしている真の仲間を増強すること。

第二に、自らの職業の在り方を理解し、職業の向上を目指し、各自が、各部会のそれぞれの役割を果たすことによって、充実した楽しい例会づくりと、自らの成長に繋げること。

第三に、小さなもの、か弱いものに寄り添う地域に根ざした継続的支援と継続的奉仕活動を構築すること。
そして、ロータリーをより成長発展させるためには、ロータリー活動に集う会員が繋がりと志命をもち行動していくことが大切であり会員ひとり一人が成長していくことこそが、誰もが入会したくなるクラブづくりの原点であると信じます。

「ロータリーの盛衰は人が制し、人こそがロータリーの未来を招く」ことを胸に刻み新たな第一歩を力強く踏み出していこうではありませんか。

令和5年1月28日

会長 小澤邦比呂

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